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violin Violin Workshop UNISON:バイオリン工房【弦楽器の簡単調理-No.03】

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JazzViolin大矢貞男

北床宗太郎

 

 

 

No.03 ペグ(糸巻き)

今回はペグについてお話をしましょう。
ペグとは絃を巻く糸巻きのことで、
チューニングをするときに最も重要な部品です。
どんな名器でもペグの調子が悪いと
楽器としての機能を果たしません。

材料は黒檀、ローズウッド、ツゲなど、
堅い材料が使われます。
コントラバスやギターのペグは歯車でできていますが、
バイオリン属はテーパー(くさび型)がついていて、
木と木の摩擦だけで止まっています。
回らなくても困るし、回りすぎてもこまるのです。
またペグの軸とペグボックスの穴が真円で
元と先のテーパーが完全にすりあわせされてなくてはいけません。

dog03ペグボックスからの出っ張りは
バイオリンで12mm、
ビオラが13mm、
チェロで20mmが標準で、
極端に長すぎても、短すぎても調絃しにくくなります。
特に短くなりすぎたもの
(ペグボックスの穴が広がってしまったもの)は
穴を木で埋めてもう一度新しく穴を
開けなくてはなりません。

説明画像1

説明画像2

 

Back Number

No.01 冬の楽器の取り扱い

No.02 表板・裏板のはがれ

No.03 ペグ(糸巻き)


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